目を覚まして 一緒の時間
目をつむるとき 一緒の時間
時間が流れる仕合せ
時間がとまるくらいの仕合せ
Ф
月の光 漏れる
竹のしなりに揺れる
さらさら 不思議な世界
神秘の空気 音 光 2人
Ф
朝もや晴れて
朝日が輝く
幻想的な地平線
確実な朝 今日も必ず前へ
Ф
眩しく目隠し
霧に歩いて
路頭は仕合せ
木の葉色づく
小道はやさしく
安心ふたり
Ф
流れる河 澱みも生まれる
ときには激しい流れできれいに
そして水が澄んで 鳥が鳴いて
太陽を跳ね返して 素敵に輝くのだから
Ф
喧騒を他所に静かな路地へ
街路樹がさらさら
木漏れ日がきらきら
歩みを少しゆっくりに
想いを少しふんわりと
Ф
ふわり 足元あたたか
まどろみ 一緒にいるね
嵐もなんのその
ぬくもり 身体の芯まで
Ф
冷たい大気が色を変えて広がる
遠く遠く遠く
列車が地平線に走っていく
鳥が地平線に飛んでいく
あの鳥の視界には
あの雲の視界には
あの星の視界には
Ф
ららら 心の中で歌えば
るるる 笑い声が響く
早く声が聴きたいな
早く一緒に笑いたいな
Ф
強い風は
身体をくるめる
早く一緒に温もりたいな
白い息を見せ合ったり
手をつないでみたり
Ф
猫は優雅にのんびり
きっとそんな風に
湖面をゆらゆら白鳥
いつしかそんな風に
Ф
風が緑を揺らす
赤みを帯びていく葉も
思いのほか 季節は素敵
見知らぬ木に実がなって
Ф
逞しく 清く
勇ましく 涼しく
2人で織っていく
色彩豊か 慈愛に染まれ
Ф
霧が涼しくきれい
広がる緑もしんなり
冬を待っている自然
冷たい空気 気持ちいいかな
光の屈折 きれいなはず
Ф
夜がすぐにやってきて
地平線のグラデーション
閉幕するよう
想う時間が増す
深呼吸の意味が増す
Ф
緑と紅と黄金の道
ゆっくりただいま
全身全霊 気持ちのよい疲れ
一緒の羽根にくるまれよう
Ф
少しずつ積み重なって
葉は覆いかぶさって代謝されて
土地を育んで新たな紅色へ
少しずつ層を変えて
大気は光を屈折させて
星空にカーテンを
少しずつ 少しずつ
Ф
歴史のページ
仕合せな自分
2人の慈しみ
ゆらゆら安心できるかな
異国の波の音 風の音
川が流れて 角を丸く 光ながら
Ф
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