ふわりと吹いてみた空気
色も形もなく飛んでいく
小さな分子も
世界中を飛び回ったり
植物世界を循環したり
小さな分子も歴史を観てきたのかな
自然も造形美も
何もかも そんな風情
2人でいればもっと輝きそう
Ф
風が通るその道 僕は何人目
胸を張って 堂々と
その柱の刻印や 道々の木々の年輪に
自分の気持ちが ゆっくり触れるよう
見守っていてください
Ф
朝靄に太陽がぼんやり
静かな道のり 嬉しいな
新しい世界 季節も移って
新しい表情を見せてくれる
逸る気持ち でもゆっくりたくさん
たくさんの謎を楽しんでいくよう
Ф
遠くで羊がゆったり
近くで馬がのんびり
そばで小鳥がささやく
2人で選らんだ ピクニックボックス
準備のお料理 ほどほど疲れないよう
近くの公園でも 名前のない海の見える丘でも
Ф
今日の夕日はいつもよりも高く遠く
はっきりとした季節の変化
大気と 木々は 少し遅れて
今の加速度でい一緒に季節を
誰にも追いつけない そして継続を力に
ジェットコースターもたじろぐ2人で
Ф
岩が反り立つ海岸線
うねる太い幹の木々
新緑の芝生に重厚な歴史
言葉に尽くせない景色に
時間をとめて2人で
幾重の季節も2人で
Ф
時刻を知らせる 雨音
夕日をきれいにしてくれる
陽が高くなるにつれて
心と身体が 2人の街に馴染んでいくよう
2人でもっと染み込んでいけるよう
Ф
草木を揺らすそよ風のさえずり
ピンクの花々 春の訪れ
最先端を走った後に
昔ながらの田園を歩く
どんな速度でも
2人で手をつないで
Ф
少しの旅 新しい世界に
地平線がよりはっきり
太陽がより明るく高く
空気がより澄んできれい
慣れない道を何度も行き来する
眩しすぎるくらいの道
踏みしめていけば ほら
他の誰にもたどれない自分だけの道に
Ф
涙も笑いも
夜明けも夜更けも
迎え入れてくれてありがとう
活字が数字が ここで踊り巡って
色とりどり 彩り冴え冴え
導いてくれてありがとう
Ф
耳を澄ませば聞こえる音
時を遅くすれば見える光
じっくり待てば見える陰影
空を見上げて一息つけば
ほら 見えなかったものが見える
Ф
この街の風味に触れて触れて
ひとり 慣れていって 想いが巡る
とっても貴重な あの 恋しい風味
あの 愛おしい風味
また今度 別の街で味わえたら
Ф
アスファルトが白くお化粧
あと何歩 歩くことになるかな
この道も またの機会に
その木も伸びていくのかな
あの花もまた見にこよう
海のきらきらもまたそのうち気軽に2人で
Ф
地底の深く深く深く
暗いマグマがぐつぐつぐつぐつ
何億年も燃え盛って 何億年も眠って
慣れない光に眼を覚まして
出会えるような
途方もないこと
きらきら2人の関係
Ф
ヒグマがシャチが妖怪が
子ども 育てて 可愛がって
慈しんで 温かく
陰にいても 愛情と希望と
Ф
オレンジ色の彼方
太陽が溶けて広がっていく
甘い香り 甘い風味
夕陽に2人の時間が浮かぶ
Ф
ゆっくりとベッドに入って
結晶を作っていく
大切に 心の温度を 湿度を保って
きれいに育っていく 心の結晶
Ф
この声を響かせる
空と 宇宙と 心
夕陽がきれいなように
冷えきった大気には きれいに響くのかな
温かくなりますように
Ф
気持ちが 高らかに
光の柱となって 天を突くよう
命の流れ 力強く
雲を割って 輝く星空へ
Ф
心の地殻
純度の高いダイヤモンドが
ゆっくりゆっくり育っていく
サファイア アクアマリン
2人だけの宝石が 光を待ち望んで
ゆっくりゆっくり
Ф
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