少しずつ肌寒くなったり
少しの残暑を感じたり
変化に応じて
袖をとおして鏡をみてみて
喜んでくれるかな? 微笑んでくれるかな? と
Ф
根をのばして
はりめぐらせて
思いっきり吸い上げて
つぼみをつけて 花を咲かせて
葉を広げて 寒さに耐えて
喜んでもらえたら
Ф
ちいさく磨いて 少しずつ積み上げて
笑顔を重ねあって 気持ちを整えて
そしてまた磨き上げていく
2人のたからもの
Ф
空に勢いよく 飛んでいって
世界を見渡して 飛び回って
寒い夜も 暑い日ざしも 越えて
身体を心を休めて 一緒の時間を涼しげに
Ф
かわいい声 あまい声
心かよって ほほを緩めて
Ф
やわらか 抱きあげて
ふわふわ そっと撫でて
ただいまを これから
Ф
2人の記録 記憶
約束したこと 手をつないだこと
それから それから
Ф
穏やかな波がやってきて
きらきらきれいに静かに力強く
乱れた砂浜をきれいにしてくれる
そんな声 そんな言葉
Ф
気持ちのよい無意識のまま
心地好い呼吸のまま
ふんわりの世界に 一緒に
Ф
ゆっくりね 2人で こねて
ゆっくり しっかり 固めて乾かして
雨がふっても 揺るぐことが無いように
Ф
足もとの きれいな水の流れ
きれいな 砂のさらさら
やわらかくふんわりとした芝生
白く鮮やかな雪
2人で 歩けたら
Ф
砂漠のようでも 歩く
凪の海でも 漕ぐ
少しでも向かうなら
乱れることも一切なく
揺らぐことも一切なく
錆びることなく まっすぐ
Ф
静かに息をついておいで
光の線がちらちら
きれいなライン
Ф
一歩でも 重みを
一言でも 一息でも
視線を向けるだけでも
少し指を動かしただけでも
Ф
曇り空の行方
晴れたら 嬉しいな
台風でも その次の晴れはもっとさわやか
ずっと一緒にいるよ
Ф
焼けるような砂も
果てまで彫れば彫れば冷たく涼しく
少しずつ 気持ちよく
一緒の世界を この手から
Ф
もっと前へ もっと先へ
花が咲く前から 陽が昇る前から
2人の仕合せを 描いていけるよう
暗くて 手探りでも
自信をもって 胸を張るよ
Ф
しとしと雨
涼しい気配 静かな気配
2人で一緒に 吸い込めたら
Ф
いつも 想いを
いつも あたたかい視線を
僕だけの 僕だけへの
Ф
< 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 >